ビーチに面したオープンエアーのレストランの写真を撮リ始める。 チョロチョロと動き回っていながらも目に付くのは端っこのテーブルにさっきからずーっと座っている真っ黒に日焼けした男性。 かなり邪魔だ。 写真を撮りながら近くに寄ってみて、スタッフだったらどいてもらおう。 ずりずりと近寄ってみたらポロシャツの胸にはWakaの名前。 「あなた、従業員には見えないけどまさかここで働いてんの?」 「うーん、ちょっと違うな」なにがちょっと違うんじゃい。 「Waka Loukaに乗ってるんだ。バリからお客を運んできてしまえばあまりすることもない。客はマリンスポーツをしたり島内観光に行ったりしてしまうからね。ねぇ、まず食べたら?」 指差した先は観光客がビュッフェランチを楽しんでいる光景。 「いいの?私、客じゃないんだけど」 「問題なんて全然ないさ」 Waka Louka とはWaka グループが持っているクルーザーのことだ。 そのWaka Louka クルーザーでバリ⇔レンボガンをセーリングしながらお客を運ぶのである。 当然宿泊先はWaka グループ経営のWaka Nusaである。 Waka Nusa のレストランに彼がいたのも当然だ。 「明日、どうやってバリまで帰るの? 良かったら乗ってかないか?」 かなり嬉しい申し出だがインドネシア人は社交辞令の人達。 うっかり信じてしまったら後で泣きをみるのは経験済みなので出航時間を何度も聞きながら様子を伺う。 (大丈夫 乗れる)と確信した。 「OK。15:30ね。 来なかったらそのまま行っちゃってよね」 同行者は、仕事があるから朝一番で帰る、と一日に1便しかないJukun(アウトリガー)でBaliに戻る予定だが、私はまだ残って取材したかった。 Waka Louka に乗っけてもらえればもう半日取材に使えるしクルーズの取材も出来る。 これを一石二鳥という。 翌日彼女を送り出し残っていた取材をほぼ終えWaka Nusaへと行く。 「おーっ、来た来たっ」 ボートで沖に停泊しているクルーザーまで行く。 グラスボトム ボートだ。 他の観光客達は一斉に海の上を走るボートの底に張ったガラスを通して海中を眺めていた。 「オウ、ビューティフォー!」 などと言って。 沖で私達を待っていたのは、真っ白なサンドレスを纏ったエレガンスな大人の女のような、気品あふれる<Waka Louka号>。 すまして待っていた。 順番に乗り込む。 すでにマリンルックの制服に着替えていたレストランの彼がスナックを振舞いながら1人1人にドリンクのオーダーを聞きまわリ始めていた。 船内はベージュで統一されていて<Waka Louka>は中身もシックな女だった。 すぐにカメラを持って船内をうろついていると ケルン ケルン と出航の鐘が聞こえた。 キャビンの屋根に寝転んで流れる空を仰ぎながら肌を焼いている。 デックから遠のいていくレンボガン島を眺めている。 キャビンで本を読んでいる。 ソファに寝そべってグウグウと寝ている。 その日はすっかりの晴れで空は抜けるように青い。 すがすがしく通り過ぎる風。 空よりももっと青い海に陽が反射してキラキラと眩しい。 あー、それなのになぜ私だけが酔っているのだ。 −Waka Louka Cruise 船名 :WAKA LOUKA(ワカ ルカ)乗船人員 :60名 出航時刻 :9:00(毎日) 出航港 :Benoa港 帰港時刻 :18:00 走覧時間 :約2時間(天候による) 価格 :US$86(大人) :US$43(5歳〜15歳・5歳以下はただ) 含まれるもの ・ホテル(バリでの)港間の送迎 ・船内でのソフトドリンク&スナック&フルーツ(モーニング&アフタヌーン) ・Waka Nusaでのランチ ビュッフェ ・Waka Nusaの全設備使用可予約: −Waka Louka Cruise Benoa Horbor TEL:0361 723629/723659 FAX:0361 722077 e-mail : wakalouka@wakaexperience.com web site : http://www.wakaexperience.com −Waka Experience Sales Office TEL :0361 484085 FAX :0361 484767 e-mail : sales@wakaexperience.com web site : http://www.wakaexperience.com ■レポーター:アキ |