Mario(仮名)(Italian)
誰がお前の人生を語れと言った....。マンマの国のマザコンジゴロ??? 用があって朝早く知り合いのインドネシアンの女の子の下宿やを訪ねたら彼女の部屋の奥から聞こえるゲェゲェという苦しそうな音。 「あぁ、友達のイタリアンなんだけど昨夜飲み過ぎてさ、帰って来たのさっきなの」 程なくしてげっそりと笑って「チャオ」と出てきたのがこの人、マリオ(仮名)である。 「来週末○○カフェで演奏するから来てよ。キーボードなんだ。絶対来てよね、チャオ」。 「彼は有名よ。ブレ(インドネシア語で白人の意)ジゴロって。いつからか知らないけどなんとなくいつもセミニャック内ならどこにでもいるのよねぇ。ブレはブレでも貧乏ブレなんだけどなんか女をやりくりしてどうにかこうにか生きてるみたいよ。」 Baliといえば...クタビーチ。褐色の肌のビーチボーイにジゴロ。 Baliにいて外から来るものを狙う。 しかしこれは外から来てBaliにいるものを狙う..。しかもこの国なら誰もが信じて疑わない金を持っている白人。 どうせヒッピー上がりかなんかだろう。 Visaとかはどうしてるんだろう............物価のこんなに安い国にいても外国人はとてつもない金がかかるのに。 仮に宿、食事、その他もろもろの生活費がかからない状況にいてもVisaだけはどれほどの数の女の子でもどうにもできない。まぁお金を貸すことは出きるにしても。 皆Baliにいるためにサヴァイヴしてんだねぇ。 そして彼のことは頭のほんの隅に置いたまま忘れてしまった。 先週久しぶりに夜外出した。 セミニャックとクロボカンの境にあるカフェでローカルバンドに混じり演奏をしているマリオを見かけた。 演奏してるとは本当だった。 日を改めてインタヴューを申し込む。 んでほざいたのが *冒頭参照。 うちに来なくたってここでひと晩でも2晩でも語ってくださいな。 「君の頼みを断るはずないじゃないか」 これだよイタリア男は....。 「イタリア男は皆マンマ(ママ)のような若くてきれいな女性を探してる。マザコン?当たり前じゃないか。僕はマンマから生まれてマンマが一番初めに接した女性でそしてマンマは僕の為に世話を焼いてくれる。でも最近イタリアでも女性の自立がいちじるしくて男はタジタジさ。自分達のストレスで精一杯で男を甘えさせてくれるような女性を探すのが大変。そこで聞いたのがアジアの女性は「女性」よりも「母性」が強く男を甘えさせてくれるって言うじゃない?それから僕はいつか必ずアジアに行くぞ、って決めたんだ」 「あっ、そう(けっ、幻想だよ幻想)。それでアジアの女性はどう?」 「最高さ!バンコクでもフィリピンでも韓国でもそしてここインドネシアでも女性は母性豊かでマリア様のようさ、あっ、君日本人だよねぇ?日本はまだ行ったことないんだけど..どう?」 「さぁ...ご自分でお確かめ下さいませ。 ところで仕事なにしてんの?」 「ミュージッシャンだよ。...と言ってもこの通りしがないカフェで契約なくローカルバンドに混じってやらせて頂き、バンドから微々たる演奏料をもらうくらいだけどね」 「そんなんでよく外国人のあなたがこの国に居続けられるねぇ」 「同じイタリア人でこっちでバイヤーをしている女性の家に居候させてもらってる。そこでは殆ど寝ないけどね。知ってるだろう?インドネシアの女の子特に、ジャワ人の女の子」 Baliには白人の男を見つけようとたくさんのジャワ人女性がやってくる。 皆一様に小麦色の肌にロングヘアーで露出度の多い衣服を来て白人男性のバイクの後ろで自慢そうだ。 デブでもハゲでもじじぃでも貧乏でも悪党でも白人ならなんでもいいように見える。 白人と結婚してこの国を出る、出なくても経済的に豊かな暮らしが出来る....これはBali いやインドネシア ドリーム なのだ。 店の売り子だとて白人男と見ればそれがどんなにアホでもゲスでも色目を使い他の女性客やローカル客と差別するのは見ていて滑稽で憐れですらある。 白人男性でもマリオのようにアジアの女性に憧れて、の者もいるが駐在員かなんかで派遣されてきた人なんかはやはり期間限定現地妻感覚である。 話をマリオに戻そう。 「ジゴロ、ジゴロって巷では僕のことそう呼んでるみたいだけど僕はジゴロじゃぁないよ。だって金目当てで女の子に近づくわけじゃないもの。それに寝床だって食べ物だって酒代だって僕が乞うわけじゃないよ。彼女らが喜んでくれるんだ」 ま、確かにこの国はぁ喜捨の精神がぁ息づいてますからぁ、持つ者は持たざる者へぇ、持たざる者でも持たざる者へ施したりしますからぁ、なにも申しませんがぁ。 マリオは底抜けに明るい、典型的ラテン男だ。彼のこの茶目っ気が受けるんだろう。 そうゆう暮らしをすでに4年ほどなさっているそうです。 「んで理想の母性愛でFullの女性はGETしたの?」 「いや、まだだよ。彼女らに足りないのは強さなんだ。デンと構えた、僕のマンマのように...」 んなもん若い女の子のにあるかいっ、イタリアに帰ってマンマのオッパイでも吸ってなさいっ! でも憎めない得なキャラのマリオでした。 若くて、きれいで、デンとした母性愛に自信をお持ちの貴女。 Baliにお越しの際はセミニャックをクラビングしてみて下さい。 必ずやマリオに会える(遭える?)でしょう。 マリオはフレンドリーで物腰やわらかです。 大抵はジャケットを着ていて、それは少しヨレヨレです。 悪意はないけどわざとらしい笑顔で話し掛けてきます。 お金はないので飲み物やらは買ってはくれませんが視線や言葉でとてもいい気分にさせてくれるでしょう。 そしてそこから先は.......貴方次第です。 僕を見つけて! |