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21 ワヤン クリッ(影絵)
ウブドでワヤンクリッが見れる。妙な雰囲気がある。影の形も見慣れな ものだが、影を写し出す背後にある2つの炎の灯かりが妙にぼんやりとし、ゆらゆらし、もしかしたらこれは f分の1 の揺らぎではないか。 言葉がわからない。が抑揚や調子でなんとなくわかる。主に影絵を目で追う。やがて眠くなる。 どうも眠気を誘う影絵芝居である。わざとではないか。 それでも観光客20人ほどが、なんとはなしに見ている。 ジャワにもあるそうだが、バリのそれぞれの人形は牛の皮で形作っているのだが、鼻がとんがっていなかったりで全体的に丸みがある。 なんと言うのだろう。刺激的なエンターテイメントになれているものには「なんだこれ」。雰囲気にひたりたいのならすごいこれ、となる。 22 釣り猫とか牛とかカエルとか
ちょこんと座って釣り糸を垂れている木彫りの牛。これを6年前オベロイの店で見てそのおもしろさにびっくりした。爆発的な大ヒットとなってどこに行っても見るようになった。真似が真似を呼び、次々とちょっと工夫したものがでてくる。ボートに乗って糸を垂れる動物たち。ブランコする動物たち。動物物はバリのお土産物NO.1である。 しかし最初のでたものより良いものはない。たぶん安作りしていなかった。 この動物グッズので出所はメキシコとかブラジルとも聞くがそんなことどうでもよい。完全にバリ スタイルとして完成をきわめているように見える。どこにでも置くことができる。見ると思わず、ニコッとしてしまう。 みんなわかっているのだ。動物はなんだか癒してくれることを。 *注意。釣竿が折れやすいので、運ぶ時注意。角の部分も壊れやすい。 23 カマサン スタイルの絵
伝統的バリ絵画。画面に立体感はない。子供がよく書くようなのっぺりした平面図。人間の顔もみんな横顔である。つまらないといえばつまらい。 ところが、これを模様の一種と考えれば、素敵な絵葉書や招待状ができるし、素敵な服などへのデザインともなる。伝統的な5色(赤、青、茶、黄 肌)を使うとされているが、黄はは金に見える。金だと思う。他の4つの色とのバランスを保つにはやはり金でないと。 昔1通の絵葉書をバリ島の友人からもらった。カマサンスタイルの絵だった。どこかに置いておくには惜しく、自分の仕事場の壁にピンでとめておいたのをおぼえている。 現在、このスタイルで描く画家は少ない。今、美術館などで鑑賞できるのは画家としての職業が成立していなかった頃のもので作者不明のものばかりである。 24 ウンブル ウンブル
この趣味の良さ。幟といえば普通長方形兆候だが、直角三角形であり、頂点からほどよい割合で先端の布が下方に垂れる。竹の幟をペンジョール。聖なる山アグン山を象徴している。このウンブルウンブルも簡易のペンジョールである。 青空をバックし、風にそよぐ黄色や赤や青のウンブルウンブルはバリでしか見ない。 最近、このウンブルウンブルに広告をつけて街頭に並べるという品のない会社がある。マクドナルドである。 そのセンスのなさにはしらけてしまう。 一番素敵なウンブルウンブルは ブキ ジャンブル という 遠くシガラジャまでは見渡せる見晴らしのよいところにある。 ウンブルウンブルを仰ぐと気持ちが晴れるのはバリを訪れる人みんなに違いない。ちょっとよい想いになる。こういうことが大切なのだ。 25 グリンシン
道の左のほうのテガナンはアッタの篭類などが作られている。 グリンシンとはダブルイカットのことで、バリ内でもたいへん貴重である。縦糸と横糸を自然染料で染め、織り込んで模様を作っていく。糸の染め方で模様は狂うはずである。あるいは模様がくっきりと頭の中に描かれていて、頭の中と目で糸を調整しているのかもしれない。 丹念に織り込んでいく。色にもそれぞれ意味を持ち、バリ島では儀式の時などに貸し借りしている。 25cm×60cmくらいのもので約1万円くらいする。興味はなぜ、世界でも珍しいダブルイカットをこの村が作るのかである。縦横の糸をデザインにしたがって染めることのほうがより豊かな織物ができると考える人がいた。しかしそれは気が遠くなるほど年月のかかるものだった。 村全体で1キロ四方もないところで、移りゆくデザインなどに気を奪われず染めて、織り上げていった人がいたのだ。 |
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