バリは今(2005年9月)

やれやれ相変わらず...            by Aki
 
Baliを訪れる観光客は到着Visa Feeというもの払うことになって久しい。
色々な試みの結果、現在では7日以下の滞在ならUS$10、それ以上30日未満ならUS$25となっている。
到着カウンターで支払い領収書をもらいパスポートにスタンプを押してもらうのだが、最近問題が起きている。
楽しかったホリデーを終え出国する段になってオーヴァスティを宣告される。
入国の時US$25を支払った筈にもかかわらず領収書、押してあるスタンプはUS$10のものなのだ。
オーヴァースティは1日につきUS$250の罰金が科せられる。
当然それを支払わざるを得なくなる。
これはこの到着Visa徴収係りのBNI銀行の職員が、差額US$15をポケットに入れているというものである。


日本人の大部分はあまり人を疑わない。
しかもそれが空港内で、まさか移民官や銀行職員による騙しやぼったくりがあるとは夢にも思わない。
ゆえに両替したお金も数えなければ、渡された領収証を確かめることもしない。
それに目をつけたのであろう。


これからBaliを訪れる人は到着Visaを支払った際は必ず領収証をチェックすることですな。


ヌサ ドゥア フェスティバル
9月9日から17日まで、毎年恒例のNUSA DUA FESTIVALが開催されている。ヌサドゥアのホテル街にて催し物が楽しめます。例年の通りならば、パレードやコンテストなどを中心に、フードコートなどが並んでいます。


植民地                    by Aki


爆弾テロの後ゴーストタウン化した期間がかなり長期にわたったBali。
「まさか、あんな大規模な...」というようなホテルやレストラン、トラヴェル・エージェントなどが消えていった。
観光地として開発された観光客の為の地区、 NusaDuaの中にあったショッピング・コンプレックスのギャラリアもその姿を消してしまいかなり驚いた。
あのかなりの広さの敷地をどうするんだろうか...と周囲では言われていたがどうやら日本の「そごう」が買ったらしい。
そしてそこにはデパートメント・ストア「そごう」が出来るらしい。


日本は日本中どこに行ってもチェーンのコンビニエンス・ストア、ファミリー・レストラン、同じ様な遊園地。
家のデザインも同じ。
駅も学校も、その土地土地のゆかりの場所等の様子も同じである。
どこへ行っても街並みは同じだ。
全くつまらないし、デザインした人のセンスを疑うしそれを採用とした役所は情けない。
なにより残念でたまらない。
歴史のある国なのにとてもそんなにおいがしない。
もっとそれぞれの土地の味を出した趣向を凝らせば、外国からの観光客だって増えるし、住民もそんな自分の地を誇り愛するようになり、国としても得なのになぁ、といつも思う。
やはりどこへいっても同じ景色のBali。
伝統を保つがためそうなってしまう点が日本とはちょっと違うのだが、同じは同じでもBaliらしさムンムンだ。
どこへ行ってもBaliBaliしている。
なにより見た目が美しい。


Baliはテロ前の景気を回復しつつあり、新しいビジネスや外国企業などの進出が著しい。
すっかり定着した日本人観光客に、その数がかなりにのぼる日本人移住人達の為に日本のものは殆ど何でも揃うようになってしまった。
日本食レストランは数え切れず、スーパーマーケット、居酒屋、果てには漫画喫茶や銭湯まである。
ここにきてなんとデパートメント・ストアが出来るとは。


Baliが「そごう」のある日本の地方都市のようにならぬよう、切に願うばかりである。


生活窮地                     by Aki
ガソリンスタンドは値上がりするのを待って閉める。
開いてるところは長蛇の列。
「ちょっとぉ、つい数ヶ月前にRp.1,000も上がったのにまた値上がるそうだよぉ」


便乗値上げは殆ど全ての最低生活必需品に及ぶ。
米。食用油。砂糖。コーヒー。ガス。電気。水道。
「鶏肉なんて鶏インフルエンザのお陰で1羽Rp.2,000〜Rp.4,000も値上がってしまったんだよぉ」


「いつも得をするのは一部の特権階級や金持ちなのよねぇ。金のあるところにしか金は行かないんだ。人間は平等だなんて誰が言い出したんだ...ったく」
主婦達の井戸端会議は連日これらの話題で持ちきりである。
一般家庭では収入はここ数年変らずなのにも関らず物の値段だけが上がっていく。
周囲では車を売り、バイクや家を担保に金を借りる家庭が続出だ。


記録的な数の観光客を迎えている今シーズンのBali。
Baliでは殆どの人が観光業と何らかの関係がある仕事に従事しているが、例えばホテルの従業員、旅行会社関係、レストラン従業員の給料はテロ前(3年前)と殆ど変らないという。
この3年間の間に殆どの物価は成長しているのにだ。
シーズン中はそれにサーヴィス料が加わるからまぁまぁ色はあるが、シーズン外はテロ前と変らない基本給のみ。
物の値段は上がる、子供は育ち養育費はかかる。。


新大統領の意図通り、確かに国全体の経済は着々と成長している。
がしかし国民の殆どを閉める一般階層の経済状況は日増しに窮屈になっているようなのだが。
間近で見てると結構悲惨ですよ、バンバンさん。