| * これは疲れるんです!? インドネシアには、BASA BASI(バッサバシ)という習慣がある。ウブドなどに長期滞在したことのある人には見覚え・聞き覚えがあると思うのだが、 BASA BASIの顕著な例は、「どこ行くの?」攻撃だ! ちょっと顔見知りになると、会うたびに「どこ行くの?」、「どこ行ってたの?」と執拗な攻撃に遭う。実は私も昔体験した。そのころの私は純朴だったので、いちいちマジに“どこへ行くのか”、“どこへ行ってきたのか?”答えていた。そんなある日、「まずはどこどこへ行って、それからどこどこで昼飯食べて、そのあとどこどこへ行きたいんだ!」と、長々と答えていたら、その質問してきた本人に「もういいよ・・・。」と冷たくされたこともあった(彼らは、マジの答えを期待しているわけではない)。 このBASA BASIは、決して嫌がらせではない。これはマナーであり、エチケットなのだ。知り合いにあったら、必ず声を掛けなければならない。 何か挨拶を交わさなければいけない。でも、本当の挨拶ではなく、BASA BASIなのだ。どうでもいいことなどを材料に、声を掛けるのだ。ときには、訳の分からない突発的な冗談なども飛ばす。正式な挨拶ではなく、もちろん意味のある会話をするつもりは最初からないのだ。 この概念の理解は実は非常に重要なことです。特にバリ島で暮らす外国人にとっては。何しろ近所の人にあったら、必ず声を掛ける。「どこ行くの?」、「今日仕事休み?」などと。会社勤めをしている相手に、平日の昼間に「今日仕事休み?」と声を掛ければ、“休みだからこうやって家の周りをブラブラしてるんだろうが、見て分からないのか・・・”と私だったら思ってしまうのだが、バリ人は私のようにトゲトゲしていない。「そうなんだ、今日、久しぶりの休みなんだ!」と、はちきれんばかりの笑顔で答えてくれる。 この後は、どうでもいいことやくだらないことでおしゃべりをを5分ほど。そして、時間の経過に耐えられなくなったほうから、「あっ、早く家に戻らなきゃ!」ってな感じで適当な理由を探してお別れとなる。 こういうことは日常生活の中で上手にこなせなくてはいけない。そうでないと、SOMBONG(高飛車)な人と思われてしまう。こう思われた狭く小さい地域社会ではやっていけません。ちょっと言葉は乱暴ですが、レベルの違うと思われる人が相手でも、必ず BASA BASIしなければなりません。ときどき、すごぉーく疲れて無駄な時間を費やすことになってしまうのですが、これはホントに大事です。 私はこれ(BASA BASI不足)で(会社を)辞めました・・・・・・。 |