MASA DEPAN INDONESIA(インドネシアの将来)

* 中国やインドに大接近!?
今年2005年6月 26日から7月1日まで、ドイツはリンダウと呼ばれる町で『ノーベル賞受賞者会議(リンダウ会議)』が開催された(物理、化学、医学生理学が対象)。今回で55回目の開催となる同会議は、第二次世界大戦後の1950年、 GUSTAV PARADEをリーダーとする3人の科学者(!?)の発案で、若い世代の科学者たちがノーベル賞受賞者との会談を持つことによってドイツ国民の将来に向けての自信回復の一助としていくためにとその第一歩を歴史に記した。


リンダウという町は日本人にはあまり知られていないが、オーストリアとスイスにも囲まれたドイツ南西部はボーデン湖に浮かぶ島にあり、ヨーロッパではかなり有名なリゾート地らしい。発案者のGUSTAVがこの地の出身であることと同時に、このアイデアを後押しした当時の LENNART王子(オスカー二世の孫)がこのリンダウに宮殿を持っていたことが、知る人とぞ知る『リンダウ会議』のスタートとなった。


数十名のノーベル賞受賞者の講演を聞けるだけでなく、受賞者とのグループ・ディスカッションや食事会といった交流会などが短い期間に目白押しとなっているこの会議。今年は、44名の受賞者と激選された720名(登録された候補者は世界中で10,000にものぼったらしい)の参加者(招待されるという形となる)が一斉に集ったわけだが、日本からは博士課程の学生や若手研究家15 名が選ばれて参加した。そして、この知る人ぞ知る偉大なる会議に、今年インドネシアからも初めて5人(35歳以下)が招待されたのだった。


インドネシアからは今回が初めての招待となったが、同じアジアからは日本のほかにも既に中国とインドが招待されているらしい。しかも、このどちらの国も1回に25名も招待されたことがあるらしい。こういった数字を知るとその遅れを感じるものの、インドネシア国内では、“インドネシアも招待され始めた”というポジティブな評価や自信が沸いてきているらしい。


このうれしいニュースの前、2005 年4月24日から5月1日までインドネシアで開催された『高校生アジア物理オリンピック』では、約20カ国が参加した中、金メダル常連の中国、台湾、シンガポール、タイを差し押さえて見事インドネシア(4人で1チーム)が金メダルを獲得した。彼らはその後大統領との顔合わせとなり、おそらく将来国を背負って立つ人材に育って欲しいとかなんとか、スピーチされているのだろうけど、実際、インドネシアの若者はかなりレベルが高いと思われます。昨今、ゆとり教育が原因で世界レベルでの子供たちの学力が落ちてしまったと大騒ぎした日本とは大きく違うと思います。


また、インドネシアでは将来、(間違っていなければ)マイクロソフト社の手引きと援助で国内にコンピューター関係(教育及び産業の両面)の一大都市を築く計画があるらしいです。国の興亡には時期というものがあるらしいのですが、イギリス⇒アメリカ⇒日本⇒韓国のあとは、中国やインド、もちろんインドネシアの時代がやってくると思えてなりません。この国には、日本の若者のように、社会制度やシステムに守られてノンビリと受身で生きている人たちがいない分、生きるという意味において健康的なサバイバル原理が働いていて、自分の頭で考えていく若者が多いように思えてならないのです。そう、『考える力』、これを身に付けていかなければならないのです。


ちなみに私の場合は、“タイミングを待つ”ということができなくて、エゴが強いので、逆にバリの人々から学ばなければいけない状況で・・・・。