* 賑やかな新聞
SBY(SUSILO BAMBANG YUDHOYONO=スシロ・バンバン・ユドヨノ)現インドネシア大統領が就任以来、いろいろな改革が行なわれているが、ここ数週間、新聞がとても賑やかだ。今回はそのいくつかを手短に紹介したい。
1.ジャカルタで警察官が不正銀行口座を持っているというニュース。何でもそこそこの役職の警官15名が、正規のお給料ではとうてい貯めることのできない額の口座を持っていたらしい。これがニュースとして国民の前に出てきたのは、国家警察長官の交代後だ。現大統領が自ら選んだクリーンな新長官就任後、早速このニュースだった。安っぽい想像をすれば、そういった汚職の情報が既にあったが当時の国家警察長官では事が進められずに、今回満を持して新聞沙汰になった、といった感じか・・・。一説では、賭博関係の『袖の下』受領から貯まったお金ではないかと言われている。さらには、検察庁庁官(この人も現大統領によって選ばれた)が「警察側が捜査を進めることができないのであれば、私のところから事をスタートさせる準備がある。」とまでコメントしていた。
2.サヌールにあるインナー・グランド・バリ・ビーチ・ホテルの10階に、ななんと、『カジノ』のあることが発覚。バリ島の従順な人々は『とおぉってもビックリ』しています、ホントに。何でも、現デンパサール市長就任前に前市長から許可が下りていた別業務に対する営業許可書が転売されて、さらには『カジノ』の営業許可書に生まれ変わっていたらしい。なんとブラック・マジックな島なのだろう。本当に何でもありなんだ!?!?!?!? だいたいこういうのって、当局が知りえる前にホテル周辺の一般人レベルで当然知っちゃってるようなことですよね!?
3.鳥インフルエンザで亡くなってしまった方がインドネシアから出ました(ここではまったく詳細に触れませんので、情報は読者の方々がご自身でウェブなどで探されて情報武装してください)。鶏や豚がインドネシアの一部地域で大量に焼却されました。その後ある新聞に、『こういった病気を盲目的に恐れるだけでなく、対応方を学んで共存するような感じになっていかないといけないような時代になってきた。』と載っていました。すごく高尚なご意見だと思いました。このような発言が医学的に妥当なものかどうかは私には分かりませんが、個人的には一理あると思えてしまいます。
4.インドネシアの数箇所で、バリ島では避暑地として有名なブドゥグル高原で、地熱を利用した発電施設の建設が進んでいるのだが、ななんと、“百害あって数利しかない”ということで、プロジェクト自体の存在が危なくなっている。日本と同じだと思われるが、国民を交えた是非の論議なんてできるはずもなく、一部の関係者がそれぞれの損得勘定で発言しているだけだとは思う。どちらにしろ、本当に自然に悪影響があるのであればすぐにでもストップされるべきだが、その一方で、ジャワ島からバリ島への電力の供給はいつ危機的状況になってもおかしくない状態にあることを忘れるわけにはいかない・・・・・・。
5.最後に、学校費用問題。国立小学校と国立中学校に通う生徒の学費、正確には月謝や本代にあたるのだが、今年度からこれを国が負担するらしい。この負担金、先月から全国に渡っていなければいけないらしいが、何しろ国土が広いこの国(言い訳にはならない・・・・・・)、あと数ヶ月で実際に学校を運営する地方政府に渡るらしい。これは義務教育の就学率を100%に近づけるための努力なのだが、まずは画期的ということで評価したい。でも実際には、就学児が学校経由で本や制服を購入する際に、マフィア的に値段に下駄を履かせて儲けている学校がそこら中にある。それに既に支払われた本代や月謝はきちんと返金されるのだろうか他人事ながら不安だ・・・・・・。ちなみに、国立小学校就学児への負担金は年間で一人当たりRp. 20万台で、国立中学校就学児の場合は年間一人当たりRp. 30万台だった。
何はともあれ、私の愛して止まないバリ島のあるインドネシアが、少しずつではあるが変化を歴史に刻んでいることは、内外の人間が感じていることであり、将来的には中国やインドと一緒に地球の未来を引っ張れるような本当の意味での大国になってもらいたいと切に願う。
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