*能力別クラス編成
7月18日から新学期が始まったということで、今回は子供ネタです。長男は小学校1年生から2年生へと進級して、次男はプレ幼稚園の年少から年長へと晴れて進級しました。進んだのは年齢や学年を示す数字だけでなく、ナンと月謝の数字も進んでしまいました・・・・・・。
ちなみに、対前年度比で長男の月謝がちょうど 50%アップで、次男のそれが約43%アップでした。さらに、次男の月謝は長男のそれより約67%高い(新年度ベース)です。現在日本ではどうだか分かりませんが、インドネシアでは就学児の年齢が低いほど費用が高いのです。きっと面倒がかかるからでしょう・・・・・・。
で、今回は特別バージョンで会話形式につづります。会話の場面設定理解としては、バリ島某私立小学校での全部で4クラスある新2年生たちのお母さんたちの会話です。この学校では成績の良いAクラスからDへと能力別クラス編成を敷いています。
コマンの母親A:ワヤン君のお母さぁ〜ん、ねぇねぇ、ワヤン、2年何組だったの?
ワヤンの母親B:(いきなり何聞いてくるのよ、と思いながらも)うちのワヤンはA組だったわよ・・・・・・。
<顔を引きつらせるコマンの母親A>
コマンの母親A:っこここ今年はね、A組、B組、 C組、D組とか関係ないのよ!! A組だからって別に特別クラスじゃないの。能力別クラス編成は今年はないのよ!! そうだってみんな言ってたもの。
<ムキになるコマンの母親に、だったら何でうちの子のクラス聞いてくるのよ!? と思うワヤンの母親B>
プトゥの母親C:あぁ〜ら、コマンのお母さん、そんなことはないのよ! 今年も能力別クラス編成なのよ、結局、ホッホホ。A組に成績の良い子が集められているのよ、今年も! うちのプトゥの1年生のクラスのときの上位5人は、プトゥと一緒に全員揃って2年A組よ!!
<さりげなく自分の子がA組であることをアピールするプトゥの母親C。顔を歪めながらも怯まないコマンの母親A>
コマンの母親A:うちのコマンは、この前の通信簿の成績が1568点だったけど、ワヤンはいったい何点だったのよ!?
ワヤンの母親B:1754点。
<完全に場が悪くなって歪んだ笑顔を浮かべながら消えて行ったコマンの母親A>
プトゥの母親C:ワヤンのお母さん、ホント、コマンのお母さん恥ずかしいわよねぇ〜! ったく、 A組に入った子の成績がどのくらいなのかチェックしてから、他人と話せって言いたいわよ、まったく。1900点台の子もいるっていうのにねぇー。
重力に逆らわずにとってもノンビリとした、熱帯の、神様と共存しながらの暮らしを続けるバリ島民の間でも、こういったストレスや現象は確実に顕著になってきています。詳しいことは忘れてしまったけれど、世界数学オリンピックみたいなイベントで、メダルを獲得するインドネシア子女もいるのです。ポテンシャルの高い国民・島民なのです。
でも、自分の子供がA組に入れるようになるためにどうすればよいのか? B組以降になってしまった原因は何か? といったような分析的なところには多くの親の意識は届きません。『結果発表』はいわゆる“お祭り”であり、そのときは大騒ぎになるけど、少し時間が経てばみんな忘れてしまいます。今後に向けて、自分の子供に対して何か変化を植え付けるとか、学校側に各種制度の変革を求めるといったようなことにはつながりません。
選挙結果発表後の、結果ボイコット運動のようなものも、この種の問題です。いろいろな意味でいろいろな分野でプロフェッショナルになっていくには、やはり世代交代が進まないと非常ぉーに難しい、バリ島の『今“だけ”を生きる』文化の一幕でした。
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