* 汚職撲滅へさらなる一歩!
7月8日(金)、インドネシアの警察庁長官が正式に交代した。スシロ・バンバン・ユドヨノ(SBY)大統領は、新警察庁長官に5つの命題を課した。
1.汚職撲滅 2.石油など燃料不正横流しの撲滅 3.不法薬物問題の撲滅 4.テロ問題 5.警察内における不正行為及びその整理
どの命題も現在のインドネシアの問題をついているもので、国民が感じていることと大統領が感じていることに差異のないことが分かる。この記事を新聞で読んだ国民の多くは、安堵で胸を撫で下ろしたことだろう。
今回の交代劇の中で、非常に興味深いことが2つあった。その1つは、大統領が警察庁長官の交代を匂わせたばかりのころ、すぐにその唯一の候補者を発表。さらには、この候補者はクリーンなのだという記事が新聞各紙に踊った。
そしてその数日後にはこんな記事が踊りだした。『国会議員へ賄賂! 新警察庁長官就任否認を画策』(ちょっと強引な訳です・・・・・・)。これを読んだ私はいつもの通りに、「うぅーん、何でもありえる国だ!」と感嘆してしまったのだが、落ち着いて考えれば、こういうニュースが表沙汰になること自体とても大きな前進のひとつであるように思われる。
おそらく大統領だけでなく、大統領に近くて、大統領を後押しする側にいる人たちは常に命の危険にさらされながらの国務遂行だと思われるが、新警察庁長官にはぜひともがんばっていただきたい。
2つめは、既に元警察庁長官となってしまった人のコメント。「新警察庁長官が職務遂行に成功するかどうかは、(その職務遂行に対して)どれだけ理解と後押しを集めることができるかどうかに掛かっている。そういった、警察組織内外からのサポートがとても重要な鍵を握っている。(中略)警察陣営にとって職務遂行のための難しさがより複雑になっていく中で、警察組織内の KUANTITAS(量)とKUALITAS(質)を高めていくことも忘れてはならない。」
これは非常に含蓄のある言葉だ。大統領の期待に添えなかった元警察庁長官の言葉だということを思い出すと、警察内の組織と質そのものが大統領の理想から非常に遠いということを暗に示唆していることにはならないだろうか!?
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