Dora (ドラ)

* 超画期的ネズミ捕り
  信じられないことが起きました! こんなこと期待していなかっただけにホントにうれしいんです(涙)!! 彼らがいなくなったのです。
私の家は、いわゆる長屋式分譲建て売り住宅です。デンパサールでは、水田をつぶして用地とすることが多く、元水田の上に建った家ではたくさんの鼠と蟻と一緒に暮らすことになります。


  そんな建て売り住宅では、屋根裏はネコの溜まり場となり、玄関はもとよりありとあらゆる隙間(そう、壁と天井が90 度にぶつかるところでは、どこでも隙間があります)から鼠が自由に出入りできるのです。まさに、自由化の進んだEU状態です。


  家内が私のために残しておいてくれた熟したばかりのマンゴー。隣国からやってきた鼠に食べられてしまいます。彼らはまるで戦国時代の闇討ちのように、夜食べ物をしまい忘れると必ずやって来て、中途半端に食べていきます。翌朝、鼠のかじった跡の残った大好きなマンゴーを見つめるのがどれだけさびしいものか・・・・・・。どうせなら、マンゴーのあったことに気付かないように全部食べていってしまってくれればいいのにと何度思ったことか・・・。


  これだけではありません。夜にしまい忘れた食べ物だけでなく、日中の外出の際にテーブルの上に置きっ放しにしていたものなども必ずやられます。
チョコレートなどの子供のお菓子だけでなく、ビニールに入ったままのクルプッや粉末ジュースの入れ物(ビニール製の袋)なども餌食です。


  さらには、洗濯籠に積んでおいた既に乾いた、いまだアイロンのかかっていない服なども、どんな味がするのか? 隣国者の餌食になります。実は私、寝ているときに耳まで噛まれたことがあります、ホントです。


  そんな我が家内の隣国者。おそらく、夜な夜な自由に出入りするクロボカンの刑務所囚人のような輩もいれば、子供を抱えて移民してしまっているものもいるようなのだ。さすが諦めていたこの数年だったが。家内の妹から朗報が届いた。画期的なネズミ捕りが売られているらしいのだ。


  その名も『ドラ』。Nickelodeonでやっている、英語を操るスペイン娘の冒険もの幼児教育番組『DORA The Explorer』の主人公ドラの名前をあやかったこのネズミ捕りは、直径2ミリほどの何とも香ばしいふりかけのような食べ物なのである。


  このお菓子のような食べ物を鼠が良く通るであろうところに10gぐらい撒いておき、数日続けてこの餌を与え続けなければならない。というのも、毒薬濃度が薄いのか? 一発では死なない。まるで細菌兵器のように徐々に効いてくるのだ。その毒が全身に回るころには、視力に障害が発生して、明るいところを目指しながらのノタレ死ぬのだ。


  この“明るいところを目指しながら”というのが非常に大事です。というのも、既存のネズミ捕り用の餌だと、毒をもられた鼠がどこでご臨終となったか分からず、その屍が腐ってからの発見となり不衛生極まりない。ところがドラは素晴らしい! 彼らは、主人に迷惑を掛けないように遠くに旅立って死を迎える賢い飼いネコのごとく、我々の目に付くところでその一生を閉じてくれるのだ。


  ちなみに、フマキラーの商品でした!!